裁判終わっても、令和12年まで工事が、できない訳。

先日、ブログで書きましたが、裁判が決着するまで豊橋公園は基本的には大規模な工事はできません。

もし、裁判が早急に決着しても令和12年まで工事はできない可能性が大きい。

そもそも、新たに豊橋公園の大規模な整備計画を実行するには、まず基本計画を作り議会にて調査研究など、従来のプロセスを踏む必要があります。

これを急ピッチで進めたとしても、令和12年まで工事着工は厳しいでしょう。

国の補助金がもらえない

現在の多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備事業には、国の社会資本整備交付金という補助金を活用しています。

社会資本整備交付金を活用しての事業整備中に、国は一つの市町村に、同時期に2つの社会資本整備交付金を出すことは、基本的にありません。

多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備事業の計画期間

継続していたとしても、工事の中止などにより若干の遅延が予想されます。

当初計画のスケジュールはこちら。

当初から建設期間を令和9年としています。

この事業スケジュールがある間は、豊橋市の他の事業への社会資本整備交付金は、採択されにくいのが実情。

現在、継続するにしても事業の完成が後ろにずれ込むことは明確であります。

この場合に困る事業が、令和7年度予算の見どころに掲載されている「豊岡⽣涯学習センター移転複合化事業」である。

豊岡⽣涯学習センター移転複合化事業とは

地元(岩田・豊)から12年以上も前から要望が出ていた事業である。

豊岡生涯学習センターの移転に伴い、運動公園内へ豊岡生涯学習センターと豊橋市民クラブハウスを複合化し、さらには地域交流施設として新たな機能も持たせる事業。

この事業スケジュールの建築工事の部分を見てほしい。

令和10年から令和11年の2年となっている。予定となっているのは予算としてまだ未来で確定していないので予定としてある。これは、どの事業も予定という表記は同じです。

この計画の事業は、社会資本整備交付金を活用する事業であり、総工事費の約半分近くを国の補助金の獲得を目指してきた地元の念願の事業。

よって地元での市役所職員の説明も、豊橋公園の事業が終わってから、補助金獲得をして進めるので本来の計画より少し遅くなってしまったことを理解して欲しいと説明がありました。

今回の住民投票の結果により継続。令和9年までに完成できなければ、工事の計画がずれる可能性があります。

その辺りは、予算確定時には住民投票も決まったなかったわけで、長坂市長として補助金獲得について、どのように考えていたのかは興味深い。どなたか市議には確認して欲しいところである。

令和12年まで工事ができない訳

反対票が多く、事業が中止になった場合でも、新たな豊橋公園が令和12年からの工事開始が最短となる意味は、社会資本整備交付金の性質上、上記の内容を見ればお分かりいただけるだろう。

係争中の場合は、終わるまで何もできないことも可能性としては十分あり得ますが・・・。係争中にならなくても、令和12年までは、社会資本整備交付金を活用しての事業はできません。

補助金なしで取り組めば可能ですが、その可能性はゼロでしょう。

仮に令和12年に工事を開始しても完成は令和14年か15年。いまから、7年か8年後です。

事業継続しか選択肢はない

現在の武道場などの経年劣化を考えると、7年は到底耐えられるものではありません。

時間は有益です。時計の針を戻すよりも、今ある事業をより良くすることを多く議論して、未来に誇れる豊橋を創りましょう。

反対派の皆さん主張される、進め方や説明不足とのことは、豊橋市政運営として、時の市長が今後はそのようなことが無いように、今回の経験を含めて取り組んでいくことが大切です。

長坂市長は、説明責任を果たしていく方と思っていましたが、現在、パワハラのチラシの件も、住民投票の説明会の件も何一つ議会にて説明されないことは、とても残念です。

彼の議員時代の、佐原市長や浅井市長を追及する質疑が懐かしいです。

この事実も踏まえて住民投票は「賛成に〇」でお願いします。